【新唐人2013年12月21日付ニュース】国際環境NGO、グリーンピースは、中国の子供服の2大生産地で、環境ホルモンなどの有害物質が検出されたと発表しました。中国政府はこの問題に対し、迅速な措置をとるべきだと訴えています。
グリーンピースは今年6月から10月にかけて、浙江省の織里鎮と福建省の石獅市で生産された子供服を購入し検査しました。結果、ポリエステル系の服10枚のうち、9枚から銃弾製造に使われるアンチモンが、2枚からは生殖機能に影響するチタン酸エステルが検出されました。
グリーンピース 関媛媛メディア主任
「内容に関してはサイトをご覧ください。把握した事実はすべて公表しています」
子供服の2大生産地、浙江省と福建省では、全国の生産量の40パーセントを生産しています。国内で販売されるだけでなく、中東、南アジア、アフリカ、欧米にも輸出されています。グリーンピースによると、中国の子供服の化学物質の安全基準は6年前から変わっていません。
中国社会工作協会児童救助委員会 李さん
「前から あった問題です。原因は まずメーカーによる利益至上主義、それと政府の監督不足です」
グリーンピースは、環境ホルモンを子供服に使えないようにする法律をただちに定め、有害物質の使用を制限すべきだと訴えています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/12/19/atext1027159.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/工)